大会長挨拶

第19回日本医薬品情報学会総会・学術大会
大会長
山本 美智子
昭和薬科大学 臨床薬学教育研究センター長・教授
山本 美智子大会長
 
 この度、第19回日本医薬品情報学会総会・学術大会を2016(平成28)年6月4日(土)〜6月5日(日)の2日間、昭和薬科大学(東京都町田市)にて開催する運びとなりました。日本医薬品情報学会は、医薬品情報学に関する教育・研究、技術の向上及びその応用並びに会員相互の交流を図り、同時に国際的な医薬品情報学に関する情報交換、交流を行うことにより医薬品の適正使用を推進し、もって薬学及び医学、医療の進歩向上、国民の健康に貢献することを目的に幅広く活動しております。

 今回、メインテーマを「はじめよう、添付文書+αの情報力 ―中立的な情報基盤構築を目指して―」として開催いたします。基本的な必須情報としての医薬品の添付文書以外にも、種々の情報が存在しそれらを評価し使いこなす情報リテラシー能力の向上が求められます。また、評価した医薬品情報の基盤を構築し皆で共有できるようなシステムづくりを展開することは、医薬品の適正使用に寄与し、医療の向上に貢献できるものと確信いたします。

 シンポジウムは、「審査報告書とリスク管理計画書で読み解く添付文書」、「健康情報拠点としてのかかりつけ薬局」、「妊婦・授乳婦の医薬品安全性の考え方」、「リスク最小化に向けた患者への医薬品情報」、「情報収集・評価から薬物治療への適用へ -実践例から-」「医療現場におけるRMP利活用」、「災害医療と医薬品情報」、「一緒に考えよう!日本の安全性監視,リスクコミュニケーションの理想の姿」、「製薬企業における医薬品情報のエキスパートの育成に向けて」と題して、幅広い領域にわたる医薬品情報に関するシンポジウムを計画しています。
 教育講演では、中山 健夫先生(京都大学大学院)による「健康・医療の情報を読み解く:エビデンス、ナラティブ、そしてビッグデータ」、特別講演では、小島 正美編集委員(毎日新聞社)による「メディアのメディアは生まれるか -メディア・バイアスの現状と課題-」を予定しています。

 本学術大会では関連学会をはじめ、多くの方々に参加いただき、活発な議論と交流の場として魅力ある大会を目指しております。本大会が有意義なものとなりますよう関係者一同開催にあたり鋭意努力してまいりたいと存じます。皆様のご支援と多数の皆様のご参加を心からお待ちしております。